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自己実現とイノベーション(変革):未来へのイメージが成長の鍵

多くの人は成功を手に入れたいと願っています。 成功の定義は人によって異なるでしょう。 多くの収入、会社での昇進、理想のパートナーと巡り会うなど様々だと思います。
さて、個人として成功するためには何が必要でしょうか? 知識を持つこと? 人脈? 収入? 家柄? 確かに、それらは成功に影響するでしょう。

しかし、最も重要なことは成功のイメージ、目標達成のイメージをしっかりと持つことです。 それは「成功へのビジョン」と呼んでも良いものです。 ビジョンが曖昧であれば、行動できません。 結果的に、他人の意志に支配される人生となってしまいます。 それは現代を奴隷として生きることを意味します。

実は、会社・組織の成功も同じです。 元々、事業計画や中期計画はビジョンの実現を目指すものです。 会社・組織のマネジメントやイノベーションの教科書を読むと、以前はVOC(VoiceOfCustomer)からビジョンを作ると教えられること「も」ありました。 確かに現状の延長線上に目標を設定した時にはVOCから目標を作ることは重要です。 ただし、それだけでは価格競争に巻き込まれてしまうリスクが高まってしまうことはこの20年の歴史から明らかです。 ビジョンはVOC調査以前に持つべきものです

~NTTドコモがiモードを発売したときに、当時のテレビCMで「銀行振り込みを携帯電話から出来ます」と言う言葉に魅力を感じた人は少数派でした。 AppleがiPhoneを発売する前、国内の携帯電話メーカーもAndroidベースのスマートフォンの製品化を進めていました。しかし、自分たちがiPhoneに駆逐されると想像したメーカーはいませんでした。 通信キャリアなどから強い要求がなかったからでしょう。 VOC(他人の意志)は重要ですが、VOCだけでは新しい価値を作ることが不可能です。~

実は、新しい未来をイメージすることは難しいものです。 たとえば、成功していないのに成功するイメージを創造・想像し、それを維持することができる自信があなたにあるでしょうか? 収入が上がっていないのに高収入な自分をイメージする、儲かっていないのに儲っている自分たちをイメージすることが出来ない人は珍しくありません 目の前には具体的な現実が存在するのですから

だからこそ、リアリティのある目標のイメージ(ビジョン)を持つことができれば、大きなパワーを手に入れることが出来ます

もし、なりたい自分(たち)のイメージを持つことが出来なければ、『それがほしい』と心から望むことからはじめてみてはいかがでしょうか? そして、それを探すために行動をスタートするのです。 強い思いを持ってから(強く自覚してから)、そのための行動をするのです。 行動から経験が生まれ、疑問が生まれ、想像力が豊かになります。自分(たち)に対する自信もついてくることでしょう。 そこから、感動やひらめきが生まれます。
その時に、理想のイメージ・ビジョンは「向こうからやって来る」ことでしょう。
人は常に精神的な成長を目指すものです。それこそが人生です。(それを失った時には衰退・死が訪れます) 成長・変革をもたらすためのイメージこそ現実を変える原動力です。現実を変える力の源泉です。

うつみ まさき
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
https://innovation-labo.com/
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