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無意識の対立・拒否が生産性を劣化させている
【イノベーション、働き方改革、マインドセット、ステレオタイプ、意志決定、コーチング】

現在、多くの会社員・組織人は仕事のスピードアップを求められています。
 労働時間の短縮(働き方改革)のための生産性向上とは、スピードアップそのものです。
 多くの作業で、もっとも優先されることは設定された納期を守ることです。【納期最優先】

しかし、スピードアップが判断ミスを引き起こし、結果的に多くの時間をムリに消費することは珍しくありません。
知らず知らずのうちに、私たちは「失敗に直結するものの見方・考え方」を身につけているのかもしれません。
 そこに変化・成長の機会(花を咲かせる種)が存在します。

日本を代表する有名企業の管理職(エリート)の多くは、仕事が早いです。

たとえば、経営幹部へ至急のレポートを求められることがあります。
夜19時頃に指示が出ても、翌朝7:30の会議には綺麗に整った報告資料が出来上がっていることも珍しくありません。
  ~しかも、その報告内容が自分の専門分野以外の場合もあるのです。~

しかし、最近ではその管理職(エリート)たちの判断ミスが結果的に企業に大きな損害を発生されるケースが増えています。
 時には、ひとりの管理職の判断が事業の存続に影響するような被害を発生させているのです。

なぜ、そのエリートたちは判断(意志決定)を間違えるのでしょうか?

もちろん個々に色々な事情・背景があると思います。
ただ、多くのエリートたちが持っている知識は表層的であり、有機的な繋がりのない断片的な知識の集合体であることは注目に値します
 ニューズウィーク日本版ウェブに掲載された
 『社会に出たら学ばない──日本人の能力開発は世界最低レベル』(https://www.newsweekjapan.jp/stories/carrier/2018/03/post-9774.php)
 では、体系化された知識不足の問題が説明されています。

結果的に、手垢がついたような特定のステレオタイプ(単純化された考え方)をもとにした判断をするために、エリートたちは「想定外の状況」を発生させてしまいます

想定外の状況にはリスクマネジメントもなく、急激に被害を大きくするのです。

なぜ、高い生産性を持っているエリートたちがなぜ特定のステレオタイプに絡め取られてしまうのでしょうか?

 ひとつの理由は、エリートたちは組織の常識や社風と親和性が良いステレオタイプを無意識に選択しているからです。
 無意識のため、自分が特定の先入観をもとにして現状認識し、意志決定していることに全く気がつきません。

しかも先入観に囚われた時に、多くの人は自分と異なる意見・価値観に対して否定的・排他的な反応をします
 時には、異なる意見・価値観には攻撃的になります。
  つまり、無意識に勝ち負けの関係が作られてしまいます。

変化に気がつき、新しい発見をすることが難しくなるのです。

多くの人たちの真面目な努力が水泡に帰すのは残念でなりません。

では、どうすれば良いでしょうか?

ひとつの解決策は、組織の中に異なる意見・価値観を持つ人材を配置し、対話を繰り返すことです
 もちろん、それは長い伝統を持つ組織では想像以上に難しいことです。
 「風通しの良い組織」であっても、毎回の話し合いが予定調和になるのは珍しいことではありません。 生産性が低い行為と評価されることもあります。

もうひとつの解決策は、中立的な立場のコーチやメンターを持つことです
コーチやメンターが組織内にいるケースはまだ多くないかもしれません。
しかし、現在は経験豊富なコーチやメンターが存在する時代になりました。
 私もコーポレート・コーチとして、多くの組織リーダーのみなさんが先入観から解放される場に立ち会いました。

 自分たちに先入観があることをリーダーのみなさんはほとんど無自覚です。

 そして、多くのリーダーさんはメンバーたちが「バカに見えていた」のです。

 先入観に囚われる恐ろしさをリーダーさんたちは実感していました。

ものの見方(認知)を変えることで、想定外を減らし、発見と変化を実現することは可能になりました。
ポテンシャルを活かすことができるのです。

変化のタネはあなたの身近なところに存在するかもしれません。

うつみ まさき
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
http://innovation-labo.com/
〒170-6045 東京都豊島区東池袋3−1−1 サンシャイン60 45階
~無料の個別相談をホームページから受け付けています~