Pocket

なぜサイコパスは出世し、組織を滅ぼすのか。大企業さえ潰す。
【サイコパス、リーダーシップ、コミュニケーション、コーチング】

私はコーポレート・コーチとして多くの組織でリーダーのみなさんと対話をしています。
 しばしば、極めて強い個性を持つリーダーにお目にかかります。

 強い個性を持つリーダーは時に組織を変革し、時に組織を滅ぼします。
  リーダーの個性を活かすことができれば、組織・チームは急成長します。

 特に、サイコパス傾向のあるリーダーの場合には、それが顕著です。
  サイコパス傾向のあるリーダーは説得・論破では成長しません。
  重要なことは共感性です。

 コーチングにより、リーダーマインドのスイッチを入れることがチーム・組織の成長鍵です。

~~~

私はコーポレート・コーチとして多くの組織でリーダーのみなさんと対話をしています。
 しばしば、極めて強い個性を持つリーダーにお目にかかります。

最近、「サイコパス」と言う言葉を目にする機会が増えました。
 そして、サイコパス傾向がある程度強い人物が魅力的で、経済的にも富み、組織の中で職位も高い傾向があることも知られています。
  (サイコパス傾向は強弱があるにしても、誰でも持っているものです。)

 たとえば今でこそ言動が批判されることが多い元東芝社長の西田厚聰氏や元ソニー社長の出井伸之氏は、社長時代は新しいエレクトロニクス業界の寵児としてマスメディアで高く評価され、大きな期待を集めていました。
  当時は、それほど魅力的な経営者(リーダー)であったのです。
 (西田厚聰氏は東芝を解体に追い込んだ責任者のひとりと報道されています。
 出井伸之氏はAI/ロボットの研究を撤退させ、AIBOプロジェクトを中止したと伝えられています。)

ハーバード・ビジネス・レビューのオンラインで

  なぜ、「邪悪な性格」の持ち主は 成功しやすいのか?
   http://www.dhbr.net/articles/-/4111

と言う記事が掲載されています。

 サイコパスと聞くと映画「羊たちの沈黙」でアンソニー・ホプキンズが演じた
  元精神科医の囚人ハンニバル・レクター
 をイメージする方も多いでしょう。

 しかし、(繰り返しとなりますが)サイコパス的傾向は誰でも持っています。

 この記事では、

  ・サイコパシー、ナルシシズム、マキャベリズムは、人格の「邪悪な3大特性(dark triad)」と呼ばれる
  ・邪悪な3大特性が反社会性を示唆する一方で、キャリア上ではさまざまなメリットをもたらす

  -サイコパシーは、不正直、自己中心的、無謀、非情
  -マキャベリズムは、うわべだけの魅力、人心操作、偽り、冷酷さ、衝動性、倫理観の乏しさ
  -ナルシシズムは、誇大妄想、過大な自尊心、他者を思いやらない利己的な特権意識

 などと紹介されています。

 そして、リーダーに求められる特徴である
  外向性、新しい体験への積極性、好奇心、自己肯定感
 などは、邪悪な3大特性を持つ人のほうが高いことも紹介されています。

 特に、サイコパス傾向が強い人物は「感情に流されない強さ」を持っています。
  これは、変化の大きな時代においてリーダーに必須の個性です。

 しかし、サイコパス傾向の強いリーダーは組織・チームを疲弊させ、時には崩壊させます。
  共感性の低さが、人間を削るのです。
  他人の犠牲によって、成長を目指すのです。

だからこそ、リーダーは「邪悪な3大特性」のスイッチを自分でオン/オフできる能力が必須です。

【では、どのようにすればこの「スイッチ」を手に入れることができるでしょうか?】

 特に、自分の組織・チームにサイコパス傾向の強い人物がいた場合にはどうすれば良いのでしょうか?

 「禁じ手」は論破しようとすることです。
  議論によって相手の論破を目指しても、相手の個性を変えることは不可能です。
  合理的な議論によって勝負しても意味はないのです。

 個性が変わるのは、「自分で変わりたい」と決心した時です。
  強制ではなく、自律性が重要です。
  自律的成長の中で、個性は変わることが(発達)心理学の研究でも知られています。

 そのため、成果は「共感を得る対話」ができるかどうか関わってきます。
  信頼関係を築いた上で、自省の機会を作るのです。
  共感を呼び起こすことができれば、「行動の極端さ」「他人への影響」を認識してもらうこともできるでしょう。

  ロールプレイのような集団的取り組みも効果がありますが、職位が高い人物には別のアプローチも存在します。

  コーチングです。

  「利他性」のスイッチを入れることで、サイコパスリーダーはカリスマリーダーとなります。

 自分の行動が周囲にどのような影響を与えているかは「実感」してもらうコミュニケーションスタイルがポイントです。

 リーダーの個性を活かすことが急成長するチーム・組織を作る原動力です。
  リーダーが変わり、チーム・組織が変わります。


うつみ まさき
(内海 正樹)
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
http://innovation-labo.com/
〒170-6045 東京都豊島区東池袋3−1−1 サンシャイン60 45階
~無料の個別相談をホームページから受け付けています~