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なぜ組織の不正が続くのか?(スルガ銀行でも不正?)
【組織不正、コンプライアンス、変革・改善、コーチング】

こんにちは。
コーポレート・コーチの内海正樹です。
  私は、組織の売上げ・品質、メンバーの達成感の向上を目的として
   ・組織リーダーのみなさんへのコーチング(マインドセットのサポート)や、
   ・組織メンバーのみなさんへの
    コミュニケーション・ファシリテーションなどのトレーニングを
  実施することを使命として活動しています。    

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企業・組織の不正が次々と発覚し、ニュースとなっています。
 しかし、多くの企業・組織では不正を防止する仕組みや教育が実施されています。
 なぜ、不正を未然に防ぐことができないのでしょうか?

 それは、企業・組織を変革・改善する活動の旗振り・調整機能が不完全だからです。
  変革・改善には、ステークホルダーを巻き込む「旗振り・調整機能」が必要です。

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スルガ銀行の不正営業行為疑惑がニュースとなっています。
  (https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30525250V10C18A5EE9000/
   http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55692)

 スルガ銀行は、新時代の金融機関と評価されていたはずです。

 シェアハウス「かぼちゃの馬車」に向けた融資に関して、スルガ銀行の職員だけではなく幹部も関与していたと言うのです。

 5月15日に記者会見を行った、米山明広社長らは「相当数の社員が不正を認識していた可能性がある」と説明しました。
 今後は第三者委員会が社内を調査し、結果を発表するとのことです。

 事件の背景には、「営業ノルマに追われた行員らによる活動がある」と言われています。

 ・行員は、新規融資の目標額が1カ月ごとに設定され、
 ・達成度合いがボーナスや出世に影響し
 ・未達が続くと厳しく叱られ、営業部門から外された

とのことです。

 また、
  ・営業幹部が審査担当を恫喝した事例もあった
と言う企業文化は、一時話題となった「チャレンジによってムリな目標を担当者に強いる」無謀なビジネス・スタイルの典型です。

 そして、スルガ銀行を事実上指揮すると言われる創業家の岡野光喜会長は記者会見に現れず、実態を詳しく知っている役職者は退職しようとしているとのことです。
  (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180519-00007902-bengocom-soci)

  本当のことを知っている人間が説明を避ける姿勢も、企業や組織の不正では珍しくありません。

  最悪の場合、スルガ銀行は存続の危機を迎える可能性があります。

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  短期で成果(利益)を追求し、現場に無理を強いる傾向が強まれば、
  これからもこの種の問題は繰り返し発覚するでしょう。

「目的のために手段を選ばない」ことが常習化するからです。

しかし、それでは創造性が発揮されないでしょう。

  コンプライアンス、社会正義も無視されます。

  そして、最期には成長力のある競合他社に駆逐されるのです。

ところで、なぜ組織の不正は繰り返されるのでしょうか?
 スルガ銀行にも、不正を防止する体制が存在したはずです。
 また、コンプライアンスに関わる教育も実施されていたはずです。

 組織の堕落をなぜ止めることが出来ないのでしょうか?

 ●それは、組織のラインマネジメントと変革・改善プロジェクトの
  マネジメントを分離して実行することが現実には難しいからです。●

組織の不正防止や変革・改善は、
  「組織トップ(決定者)」と「変革リーダー(推進者)」
の2者に加えて、「プロモーター(旗振り・調整役)」の機能が必要なのです。

 プロモーターは、変化・変革を組織に浸透させる機能・役割です。

 プロモーターが存在することで
  ・ごまかし
  ・アリバイ作り
  ・やったふり
 が現場で横行することを防ぎます。

 人は急激な変化に対応することが苦手です。
  だからこそ、変革・改善が形骸化するのです。

  組織内にルールを作り、教育を行い、監査を実施するだけでは形骸化を防止することができません。
  人には感情があり、機械部品とは異なるからです。
  (プロモーターの活用する技術はコーチング・ファシリテーションと呼ばれます。)

 現代は、急激に市場が変化する時代です。
  組織変革・改善にはプロモーターの機能が求められています。

最初、プロモーターは組織外のコンサルタントやコーチの力を活用することに意味があるかもしれません。

 しかし、企業・組織内の人材がプロモーター機能を実現できるようになることが継続的な変革と成長を決定づけます。

 そのような人材育成が組織の文化を創造するのです。

 

うつみ まさき
(内海 正樹)
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
http://innovation-labo.com/
〒170-6045 東京都豊島区東池袋3−1−1 サンシャイン60 45階
~無料の個別相談をホームページから受け付けています~