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多くの組織には自己防衛本能が働きます。

本来の意義を忘れて、自分たちの組織を守ろうとするのです。

例えば、営業部門は「自分たちの組織を守る」ために製品開発部門を攻撃することがあります。

「自分たちの作りたいものばかり開発して、売れるものを作らない」と言う不満は多くの企業で耳にしたことがあります。

一方、製品開発部門からは「いくら良いものを作っても営業部門は売るための努力をしない。例えば、新しい製品の勉強をしないから顧客に説明することさえできない」などの不満を聞くことがあります。

ある部分は正しいかもしれませんが、関係者が協力して問題を解決する姿勢がないのです。

自分たちの現状を守ることを無意識のうちに目的としてしまうのです。

品質保証部門は製品の品質を保証・向上されることが仕事です。ただ、その存在意義をアピールすることが難しい部門でもあります。結果的に、あまり役に立たないルールなどを作ることで存在意義をアピールする場合もあるのです。そんなことをしているうちに製品開発部門と品質保証部門の関係が悪化してしまうことも残念ながらあるのです。

管理職も含めて、「どうすれば利益を出すことができるのか?」「社会に貢献した結果がもっと利益になる仕組みはないか?」を考える姿勢が大切です。そのために、現実を見つめた上で理想を追求する姿勢を持つのです。それが自分たちにはできると信じるのです。そうしなければ、価格競争に巻き込まれてしまいます。

組織の部分最適は時に会社を潰すことを忘れてはなりません。

うつみまさき

 コーポレート・コーチ

 (株)イノベーション・ラボラトリ