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自己実現とイノベーション(変革):他人に支配されない人生を生きるために

私たちが豊かな人生を歩むためには、夢を持つことが大切です。 もちろん、夢(目標)の中身は人によって異なっていて良いのです。 ただ、夢(目標)がなければどこに向かって歩めば良いのか、努力すれば良いのかが分かりません。 そして、気がつくと誰か他人に価値観を支配された人生を生きることになってしまいます。 社会は、膨大なマインドコントロール情報で溢れています。

夢(目標)を自覚すれば、限られた時間を夢の実現のために最適化することが出来ます。 人生の生産性を上げ、ハイパフォーマーへの道を歩むことができます。 夢(目標)は、生き方の優先順位を決める役割を持っているのです

ところが、心からやりたいと思うこと(夢・目標)が見つからないと言う人は珍しくありません。 学校でも、会社でも、「言われたこと(指示されたこと)」だけを目標にしている人が多い、まさに他人に支配された価値観の中で生きてきた人が多いからでしょう。
結果的に、会社・組織で責任のある立場になった時に大きな誤りを犯します。
最近、有名な大企業で構造的な不祥事が続いている原因のひとつは「他人に価値観を支配された人」が責任のある立場に立ったからなのです。 多くの人たちの人生を狂わす結果となってしまいます。 場合によっては心身の健康を害することもあるでしょう。

さて夢(目標)を持とうとした時に、「努力すれば夢は必ず実現する」と言われて躊躇してしまう人もいるようです。 「自分の夢は、実現への道筋が見えているこの程度のことにしておこう」と考えるからかもしれません。 実現の方法が見つからないことは目標にしてはならないと誰かからマインドコントロールされたのかもしれません。 また、自分に自信がない時には夢(目標)を掲げにくいものです。 
たとえば、オリンピックで金メダルを取りたいと思ったとしても金メダルを手にすることができるのはその競技でひとりです。 夢(目標)を設定する意味がないように思えてしまうかもしれません。

そのような時は「なぜ金メダルを取りたいと思ったのか」、その理由を深く考えましょう。 そこに大きな動機が隠されている場合が多いからです。 もちろん、最初に思いつくのは「有名になりたい」、「お金持ちになりたい」などの理由かもしれません。
しかし深く考えて行くと、「母親に孝行したい」、「地元の街を元気にしたい」など自分以外の人たちに貢献したいなどの思いがあることが多いものです。
自分以外の人の幸せに貢献しようと心に決めた時に、人は大きな力を発揮します
歴史的な大きな業績を成し遂げた人たちはそのような目標を持つことで活躍しました。 松下電器(パナソニック)の松下幸之助、ソニーの井深大など多くの名経営者は社会への貢献を考えていました。
そのように深く考えた後には、夢(目標)はより抽象度の高い、社会的なものに変化する場合もあるでしょう。

他人に支配されない人生を過ごすため、生き方の評価関数を持つためにも明確な目標をしっかりと自覚しましょう。 それが私たちの明日を照らす光となってくれるのです。

うつみ まさき
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
https://innovation-labo.com/
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