悔いのない就活をするため知恵
【生きがい、収入、価値観、就職活動、コーチング】
コーポレート・コーチとして会社・組織のマネージャーのみなさんとお話をすると人材に対する問題意識はとても強いものです。
一方、多くの就職活動中のみなさんも就活は悩みながら進めるものでしょう。
就活は「給与」などの条件と同時に、「自分は何を大切にして生きていきたいのか?」を考える良い機会です。
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4月になり、今年も新入社員が通勤する姿を見かけるようになりました。
就職や転職関連のニュース記事を配信する「キャリコネ ニュース」には、早くも
2019年卒学生が就職したくない業種1位「小売・外食」
年収だと「500万円以上600万円未満」は最低限実現したい
(https://news.careerconnection.jp/?p=52557)
と言う記事が掲載されています。
記事によると、就職先を検討する際には最も気にすることは「給与額」(50.8%)。
「最低限実現したい生涯最高年収」は「500万円以上600万円未満」(15.4%)が最も多く、次は「「300万円以上400万円未満」(12.0%)と紹介されています。
就職先により収入は大きく変わります。
金額に関心が集まるのは当然です。
一方、数年前から新入社員の退職が多いこともニュースになっています。
(https://ten-navi.com/hacks/article-17-10032)
就職活動に立ち向かう際には、是非考えていただきたいことがあります。
多くの調査から「給料」は
期待よりも低ければ不満だが、
高いだけでは仕事に満足できない
ことが知られています。
このような項目は、「衛生要因」と呼ばれます。
多くの新入社員は衛生要因である収入に注目し過ぎた結果、仕事に満足感や達成感を持つことが難しくなっています。
特に高い給与水準の生活に慣れてしまうと、仕事に不満があっても生活スタイル昔の生活水準に戻すことは難しいのです。
ますます、高い給料を求めることだけが仕事の目的となる人も珍しくありません。
倫理の羅針盤が機能不全となる人物も現れます。
仕事に対する満足感は、たとえば
・他者からの評価
・自己の成長
・(自分の外部ではなく)内面と共鳴する喜び
が大きく関係します。(動機付け要因と呼ばれています)
動機付け要因が満たされていれば、仕事のパフォーマンスも当然に高くなる相関関係が存在します。
つまり「何を大切にして生きるのか?仕事をするのか?」は、ハイクオリティーな職業生活に必須の問いなのです。
これは、簡単に答えが出るものではありません。
だからこそ、多くを学び、多くの経験をする時間が必要です。
飛行機が飛び立つためには、滑走路を走る時間が必要です。
「衛生要因」「動機付け要因」と言う言葉を知っている方は増えていますが、実際に就活がはじまると忘れてしまうこともあると思います。)
仕事が実りある活動となるために、じっくりと自分と向き合うことはとても大切なことなのです。
うつみ まさき
(内海 正樹)
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
https://innovation-labo.com/
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