こんにちは。
ハイパフォーマンスコンサルタント 工学博士の内海正樹です。
コーチング(パーソナル・コンサルティング)と交渉術(リーダーシップコミュニケーション)、プロジェクトマネジメント技術などを通じて人と会社の「ひと桁上の目標達成」をお手伝いしています。
●あるハイパフォーマンスなリーダーさん
コーチング(パーソナル・コンサルティング)の中で、急激にリーダーとして高いパフォーマンスを発揮するようになる方がいらっしゃいます。
先日も、まるで特異点(シンギュラー・ポイント)を突破したしたようなリーダーさんがいらっしゃいました。
担当されている非常に難しく、大きなプロジェクトを成功させたのです。
以前であれば、不安に感じるメンバーを励ましながらも、(一生懸命にがんばったにも関わらず)なかなか満足のいくような結果を得ることができなかったそうです。
今回は、プロジェクトの最初から最後まで
「何が何でも成功させる」と覚悟を決めて取り組んだとのこと。
その決心が揺らぐことがなかったことが、成功の大きな原動力でした。
今まで、仕事の邪魔をしていたのは「不安な気持ち」だと気がついたのです。
●不確実・不安定なことばかり
今は不確実性の時代です。
仕事は難しいのが当たり前。
簡単な仕事などありません。
会社からは、「難しい問題に挑戦し、立派に成功させるのがおまえの仕事」と言われます。
頭では、つまり理屈としてはそれを理解することができます。
でも、実際には“それができれば苦労しません”。
新しく、難しい仕事(プロジェクト)に挑戦するには勇気が必要です。
それは、失敗したときに「責任を追及されるのではと不安になる」からです。
収入、昇級、社会での立場が悪くなることが不安になるのは当たり前のことです。
ある調査によると、たとえばアメリカでは約18％の人が不安に苦しんでいるそうです。
●不安を払拭するために大切なこと
リーダーにとって大切なことは、心（マインド・セット、考え）を安定させることです。
なぜ、リーダーが不安な気持ちを抱えることが大きな問題に結びつくのでしょうか?
大きな理由のひとつは、「不安」な気持ちは「攻撃」や「逃避」と言う行動に結びつくからです。
冷静な判断や、落ち着いた行動ができなくなるのです。
だからこそ、ピンチの時でも理性的な思考ができるようになることが大切。
そのためには、「科学的な思考方法」を身につけるだけでは不十分です。
「心の強さ」が必要です。
前述のリーダーさんの場合も、「心の強さ」が決め手でした。
ここで、「心の強さ」とは何でしょうか?
それは、自分と周囲の存在をしっかりと認めることです。
認め、正しく見つめることができれば、見えている世界が変わり、行動も変わります。
コーチング（パーソナル・コンサルティング）の中でそれが実感できるようになった時、そのリーダーさんの意識と行動が変わりました。
自分と周囲に期待し、結果として職場やプロジェクトがより良く変わりました。
自分の未来に期待できることは、大変に幸せなことです。
結果は後からついてくるものです。
あなたも、未来に期待をしているでしょうか?
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内海 正樹
(うつみ まさき)
プロジェクトコンサルタント(コーポレート・コーチ)
工学博士
(東京経営者協会会員)
（株）イノベーション・ラボラトリ
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