西友売却の噂。勝ち上がる組織は組織文化と働く人で作る
【売り上げアップ、組織文化、マインド・セット、コーポレート・コーチング】
こんにちは。
コーポレート・コーチの内海正樹です。
私は、売上げや品質、そして従業員の達成感の向上を実現するためにコーポレート・コーチとして活動しています。
組織の抱える問題、その核心は思考(マインド・セット、考え方)です。
組織文化が積極的になれば、組織変革がはじまります。
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2018年7月に流れた「米ウォルマート、西友売却を検討」と言うニュースは、今年の流通業界ニュースとしては最大の話題です。
日本市場で「エブリデイ・ロープライス」と言う戦略が効果的に機能するのかどうかに注目が集まっています。
そして、「魅力的な店作り」とは何かにも注目が集まっています。
このテーマは、
・強い競争力を持つ組織とは何か?
・利益を創り出す職場とは何か?
などにも関係する重要なテーマです。
合理性重視の組織作りに限界が来ています。
従業員の創意工夫を引き出すことができなければ、組織は成長することも、生き残ることも出来ません。
そして、現代社会は従業員の活力を活かした組織が生産性を向上させ、売り上げを伸ばす社会なのです。
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2018年7月に流れた「米ウォルマート、西友売却を検討」と言うニュースは、今年の流通業界ニュースとしては最大の話題となりました。
http://www.news24.jp/articles/2018/07/12/06398508.html
このニュースに対して西友は売却検討を否定していますが、「本音」は何なのかは分かりません。
西友は非上場のため、業績については公表されていません。
しかし、流通業関係者は「西友は苦戦している」と推測しているようです。
そして、日本市場では特売をしない「エブリデイ・ロー・プライス戦略」が通用しないと考えている識者もいます。
日経MJは「KY西友、客の心読めず(2018年7月16日)」の分析として、「西友の価格競争力」にも疑問を呈しています。
しかし、消費者の立場で考えると「一番安いお店ではないが、多くの消費者にとって値段的には十分に安い」のが西友でしょう。
ただ米ウォルマート流の合理化を進めた結果として、「買い物の楽しさ」を求めることができない店になったことは間違いがないと思います。
低価格を最も重要視する顧客をターゲットとした合理的な米ウォルマート流は、
結果的に「楽しさ」の優先順位を下げてしまったのです。
企業経営において、効率化などの合理性追求は非常に重要です。
一方で、過度の合理性追求は従業員の「創意工夫の芽」を劣化させます。
極端に言えば、仕事の喜びを失い、組織内には指示待ち人間ばかりが増えてしまうのです。
IT化やAI化が進んだ流通業であったとしても、顧客のニーズを「データ」だけで知ることには限界があります。
競争力(コア・コンピタンス)を失い、縮小均衡サイクルに陥ります。
これは西友に限った課題ではなく、苦戦を続けるスーパーに共通するテーマです。
中央集権的経営の結果、現場で「自分たちの声・VOCが店作りに活きることが全くない」と悩む店員は珍しくありません。
そして、創造性の喪失は技術大国日本を支えてきた製造業をはじめとする日本の共通的テーマです。
コーポレート・コーチとして多くの企業・組織を支援して分かることは、「売り上げ」が落ちている多くの職場では
・有能な人材が活かせていない
・働く人たちが創意工夫することを諦めている
・現状を維持しようとする力が強い
ことです。
1980年代から組織文化・従業員の価値観が売り上げに大きく寄与することが知られていました。
しかし、そのような考え方は短期的に利益を追求する米国流合理化マネジメントの声に消されがちです。
つまり、
仕事をすることで喜びを感じる人が少ない
ことが放置される傾向にあるのです。
従業員が達成感を持っていないことが分かっているリーダーは多いでしょう。
しかし、解決策を探しあぐねているようです。
組織によっては、「会社・仕事とはそんなもの」と諦めている人は多数派かもしれません。
自分が培ってきた「勝ちパターン」以外の選択をすることに強い抵抗感を持つ人も多いのです。
だからこそ、コーポレート・コーチやメンターなどの存在が経営者やリーダーの支えとなっています。
コーポレート・コーチはリーダーの「味方」だからです。
仕事に情熱を持つ人は限られています。
〜情熱を持って仕事をすることが幸せに結く実感がないのです。〜
企業・組織を良くするために、「業務プロセス」や「作業環境」を改善することは重要です。
しかし「やらされ感」が漂う職場では、中長期的に投資に見合うリターンが出ることはほとんどありません。
働く人たちが「仕事に対する愛着」が持つ時に、品質・機能が上がり、顧客は心から満足するのです。
会社の製品やサービスのファンとなるのです。
そのためにコーポレート・コーチングでは、経営者やリーダーが持っている「目標」「願望」を大切にしています。
彼らの「目標」「願望」が、働く人たちの「目標」「願望」を包み込むことがはっきりと意識された所から会社が良くなります。(変革・イノベーションがはじまるのです)
創造性は高く、仕事の生産性が上がり、欠勤率や離職率も下がります。
他社からソリューションを持ち込んでも会社は変わりません。
重要なことは働く人の価値観(考え方、マインド・セット)です。
組織文化は戦略に勝るのです。
コーポレート・コーチングは、価値観(考え方、マインド・セット)にアプローチするコーチング技術です。
会社の業績は複雑な要因で成立するため、単純に「原因・結果」の関係で説明できるとは限りません。
しかしコーポレート・コーチングの導入により、たとえば
・売り上げの20〜30%アップ
・製品不具合の40%削減
・離職率の半減
などの効果が出ることは珍しくありません。
多くの企業でコーポレート・コーチングが求められています。
人材(働く人)を活かすことが売り上げアップへの道なのです。
うつみ まさき
(内海 正樹)
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
https://innovation-labo.com/
〒170-6045 東京都豊島区東池袋3−1−1 サンシャイン60 45階
~無料の個別相談をホームページから受け付けています~
マインド・マネジメントへのステップとして
・リーダーのみなさんへのコーチング(マインドセットのサポート)や、
・組織メンバーのみなさんへの
協調的交渉術/ファシリテーションなどのトレーニング
を実施しています。