自己実現とイノベーション(変革):考え方で現実は変わる・良くなる
多くの人たちは仕事に多くの時間と労力を使っています。しかし、仕事に達成感や満足感を感じられない人も珍しくありません。 自分の実力はこんなものではないと感じている人も珍しくありません。 一方で、優れた能力を持ちながら人間的な成長や業績の向上を諦めてしまっている人も珍しくありません。現実を変えることはそれほど難しいのでしょうか?
ところで売上げ・利益や品質で問題を抱えている伝統的名門組織に伺うと、危機感を持っているメンバーが少ないことに気がつきます。 問題を解決するために頭を使うのは別の人だと思っているようです。 特に、自分と直接的に関わりのない経営判断やコンプライアンス違反などによって発生した不祥事などに対しては当事者意識を持つ人は極めて限られていることが多いのが現実です。 つまり、問題は「人ごと」です。
しかし、伝統的名門組織であっても厳しい競争の中で維持が難しくなるのが現代の特徴です。 ニュースなどで有名な大企業が事業売却・撤退、時には倒産に追い込まれることが報道されています。
危機感を人が少ないと言うことは、元々仕事の成否に関して当事者意識を持つ人が少ないことを意味します。当事者意識がなければ、積極的に自分で考える・関わることはできません。
個人や組織が現状の延長ではなく大きく成長するためには、習慣や価値観を大きく変えて行動する必要があります。それが変革につながります。変革のためには、先入観を持つことなく、当事者意識を持つことが最低でも必要です。 先入観があれば目の前にある現実を正しく見ること(認識すること)が出来ません。先入観があると、妄想から誤って現実を捉えてしまいます。 現実の問題は複数の要因が複雑に絡み合っていることが多いものですが、問題を単純化して不適切な決定をします。また、当事者意識がなければ現状を変化させるために今までの習慣とは違う行動を前向きに取ることができません。変化を嫌う人が多いのです。 色々な改善行動も形骸化し、しばらくするとほぼ昔と変わらない日常に戻ってしまいます。 また習慣を変えるためには、「自分たちにはできる」と言う自信が必要です。自信は試行錯誤の結果として産まれます。恐れることなく、PDCAサイクルを回すべきです。
また、行動することで成果が向上し、それが自信を生み出します。自尊心が生まれます。
自尊心があれば難関に挑戦できます。
少しずつでも現状が変われば、つまらないと思っていた仕事・職場にも新しい「発見」「喜び」を見つけることができます。変化を楽しむことができます。それが成長につながるのです。
多くの人たちが仕事・職場に閉塞感を感じています。しかし、その閉塞感を破ることはできます。そのために自分に自信を持ち、目の前の現実を正しく見つめ、そして行動しましょう。
うつみ まさき
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
https://innovation-labo.com/
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