大坂なおみ選手とこれから活躍するリーダーの条件
【コーチング、考え方、マインドセット、変化への恐怖、自己効用感】
「実力」=「能力」×「考え方」
です。
スポーツ選手の活躍を見ても、それは明らかです。
ネガティブな考え方を修正することで、大きく成長する選手は珍しくありません。
現代は、変化が大きく、予想が難しいストレスの強い時代です。
ビジネスリーダーにとっても、スポーツ選手と同様に
新しい成長メソッドが必要な時代になったのではないでしょうか。
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ニュースサイトAERA dot.に
大坂なおみ、躍進の陰にあったバヒンコーチの「納得させる力」
https://dot.asahi.com/dot/2018040300013.html
と言う記事が載っていました。
大坂なおみさんは、現在世界的に大活躍している女子 プロテニスプレーヤーです。
セリーナ・ウィリアムズに憧れ、セリーナを彷彿させるプレースタイルで頂点を目指しています。
2017年12月にコーチがサーシャ・バヒンさんへ交代してから、より一層めざましい活躍をしています。
バヒンさんがコーチとなって最初に行ったことは、
ネガティブになりやすい、なおみのメンタリティを変えること
と記事では紹介されています。
また、バヒンさんは「技術的な助言や、対戦相手の分析ができる人は自分以外にもたくさんいます」と語っています。
【強いストレスがかかる世界のトップで活躍するためには、「考え方」は決定的要因です。】
「考え方」は、(スポーツ選手だけではなく)強いストレスの中で活動するビジネスリーダーの行動に影響しています。
人間の知的能力は、固定化されたものではありません。
有名な大企業や官僚などの中に不正を働く人が増えているのは、上司の顔色を見ながら指示に従うだけの生活の中で知的能力が劣化した人が増えてしまった結果です。
つまり、自分の頭で判断することが出来なくなったと言うことです。
当然、そのような人たちに職業的倫理観を期待することができません。
また、そのような人たちは生産性を上げることができません。
変化を恐れる情動を知性が上回ることがないからです。
大坂なおみ選手にコーチが必要であることと同様に、大きなストレスと対峙するビジネスリーダーにもコーチやメンターのような存在が必要でしょう。
多くの組織で事業が危機に陥っています。
それでも、多くのリーダーは目先のことばかりに注力・注目しています。
優秀な人たちが「何であんなことを?」と言う判断を繰り返します。
現状を変えることが恐ろしくて、出来ないのです。
ストレスに負ける理由は、自己効用感(「自分ならばできる」と言う感覚)の低下にあります。
自分に自信を持つことができれば、挑戦することが出来ます。
自己効用感は他者・外部との関係性で変化します。
自分ひとりだけでアップさせることは難しいのです。
伝統的な瞑想などだけでは、多くの時間がかかってしまい現実的ではありません。
コーチやメンターの価値は、対話を通してリーダーの中で内省がはじまることです。
自律的に課題を発見し、解決するために活動できるようになります。
自分で真剣に決心すれば、難題に挑むことができます。
ビジネスリーダーは、大きな生産性向上を実現することが出来るでしょう。
<<創造性や活力は、そのようにして生まれます。>>
うつみ まさき
(内海 正樹)
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
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