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自己実現とイノベーション(コーチング):成功のために怒りをマネジメントする

私はコーチとして多くの会社・職場に関わって来ました。
問題の多い職場には「すぐに怒る人」、「瞬間湯沸かし器のような人」によく出会います。 彼らは、日常的にイライラしていることも多いようです。 他人の欠点ばかりが気になってしまうのです。他人の欠点が許容できません。 問題となっている「パワハラ」を引き起こす当事者になりやすいタイプです。

このタイプの人は恐怖によって人を動かすため短期間で成績を上げ、上司に気に入られて出世することがあります。 ただし、中長期には会社の空気・雰囲気を萎縮させ、職場の生産性を落とし、人の成長を阻害します。 優秀な人は職場を去り、閉塞感のある職場を作ります。

イライラした状態が職場だけでなく家庭生活にも及ぶならば、家族にも敬遠されてしまいます。 本人は会社のため、家族のためにがんばっているのになぜそれが理解されないのか分かりません。 時には、周囲の人たちが「バカばかり」に見えます。 大きな火傷は簡単には治療できないように、周りの人たちの心の傷は長期間にわたり強く痛みます。

もし、自分が「イライラしていてすぐに怒るタイプ」だと自覚があり、それを改善したいと思うのであれば、自分の「地雷」はどこにあるのかを知ることが大切です。 地雷は「妨害案」などと呼ばれることもあります。 自分はどのような時に怒るのか、誰に怒りを覚えるのか、どのような場所でイライラする、何に対して腹が立つのかを把握していれば、「今は危険なパターンだ」と気がつくことが可能になります。意識できれば、セルフコントロールが可能です。 意識できれば改善が可能です。

大切なことは、「今の自分よりも、より良い自分になろう」と決心することです。
ある程度の年齢になり、職場でも責任のある立場になると、自分が変わることができる・精神的に成長できると思えなくなる人が増えてしまいます。 そのような人たちは、ちょうど巨大な恐竜が滅んでしまったように時代に変化に取り残される人なのです。 変化に対応することが進化そのものです。

大人となっても人は精神的に成長します。それは心理学では可塑性と呼ばれます。
進化のスイッチは意識することでオンとなります。
意識化がポイントです。
客観化することで意識化ができます。 自身を内省する、または内省を促す味方(仲間)を作ることで大きな成長を手に入れましょう。

うつみ まさき
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
https://innovation-labo.com/
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