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会社・職場を良くするコーチング:あなたと会社を大きく進化させる信念・常識

人生には目標があります。
常に意識しているかどうかは別にして、あなたの人生にも必ず目的があります。
同様に会社にも目標があります。
一般的には、会社の目標は「社会に貢献することで成長する」ことでしょう。
もし、あなた目標達成を阻むものがあるとすると、もしかするとそれはあなたが現在持っている信念や常識かもしれません。 また、あなたが所属する会社の目標達成を阻むものがあるとすると、リーダーや従業員のみなさんが持っている信念や常識かもしれません。 ここで、信念とは根拠のない確信のことです。
外部環境の変化に応じて現在の信念・常識を打破した時に飛躍的な成長の機会が現れます。

これは、300人ほどの職場改善をお手伝いした際のお話です。
その職場では何年も前から職場の生産性を上げるために改善活動を実施していました。 市場の変化について行くことができなくなり、危機に陥っていたのです。 しかしなかなか改善の成果を出すことができませんでした。 そこで、コーチ・コンサルタントなど外部からの支援が必要になっていたのです。

職場のみなさんと対話をする中で気がついたことは、彼らの信念・常識が変化を阻んでいる事実でした。 職場の信念・常識は、先輩従業員が作り上げた「成功の方程式」です。 先輩従業員が顧客と向き合う中で「成功するための習慣」を作り上げたのです。 しかし、いつの頃からか先輩従業員が作った「方程式」を守ることが当たり前になってしまいました。 そして、職場の体制も過去の「成功の方程式」を守ることに最適化されていたのです。 顧客の期待や要望が大きく変化しても、それをしっかりと受け止めることを忘れてしまい、自分たちの都合だけで意志決定・行動するようになりました。 その職場の信念・常識は時代遅れとなったのです。

しかし信念・常識は無意識レベルで思考・行動を制御します。 理路整然と改善の必要性や改善方法を説明されてもそれらが腹落ちせず(ピンと来ることがなく)、結果的には改善活動は形骸化していたのでした。
そこで職場のリーダークラスを中心に顧客の現場に出向き、自分たちの仕事の仕方では顧客の期待に応えることができないことを実感することを徹底しました。 急がば回れ。 成果を焦らず、実りある行動に結びつくことを自分たちの頭で考え、実行することで職場を改善していきました。

茶道や武道の世界で「守破離」という言葉があります。 達人になるための修行のプロセスで、
 ・先生の教えを忠実に守り、確実に身につけ
 ・外部から良いものを取り入れ
 ・新しいものを創り出す
ことで大成するとの考え方です つまり、過去の成功をもとにした信念・常識は状況の変化に応じて変えていくものです。 現代のビジネスではそれが出来なければ、生き残ることが難しいでしょう。

顧客も市場環境も「自分たちの都合で制御できるものではありません」。 自分たちが顧客や市場環境に適合することが進化であり、成長です。 時の流れに身を任せるのではなく、変化を積極的に受け入れなければなりません。
常に変化を意識することが私たちを成長・進化させるスイッチをオンにします。

うつみ まさき
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
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