部下を超戦力化する決定打!【人材育成、ほめる、ハイパフォーマンス、コーチング】
『「ほめちぎる教習所」のやる気の育て方』から
部下やプロジェクトメンバーを育て、モチベーション(やる気)をアップさせ、チーム・組織として大きな成果を出すことはリーダーにとって重要な仕事です。
実は、中長期的に部下・プロジェクトメンバーのパフォーマンス(作業を実行する力)やモチベーションを向上させる実証済みの方法はすでに発見されています。
それは、ほめる(承認する、労う)ことです。
ほめる(承認する、労う)ことによって多くの人がパフォーマンスを上げています。
先日、知人から書籍を紹介されました。
『「ほめちぎる教習所」のやる気の育て方』
加藤 光一 (著)KADOKAWA
この本は話題になっており、書評も出ています。
(https://www.lifehacker.jp/2018/02/book_to_read_compliment.html?)
この書籍では、三重県の自動車教習所で指導方法にコーチングの考え方を取り入れて、積極的にほめる(承認する、労う)ことを実践したところ
・生徒数は増加し
・免許の合格率も年々向上し
・卒業生の事故率が半数近くにまで減少した
と言う事例が書かれています。
そして元々「厳しく叱る」タイプの指導をしていた指導員の方々も、「ほめる」効果を強く実感したと言うのです。
なんと素晴らしいことではありませんか!
ただ、「ほめる」タイプの育成・指導法に抵抗感を持つ人は珍しくありません。
私も「ほめる」ことに対して否定的な意見を述べるマネージャーに数多く接しました。
彼らには強い違和感があるのです。
私たちは「欠点を指摘する」「厳しく指導する」タイプの教育に慣れています。
そして、他人の欠点はすぐに気がつきます。
社会的な背景として、学校教育の場でも厳しい校則や指導法に対する期待は残っています。(https://synodos.jp/education/19720/)
自由や多様性を認める教育は、これからより重要視される段階ではないでしょうか。(https://www.oricon.co.jp/article/399536/)
組織マネジメントの観点では、ほめる(承認する、労う)ことで部下・プロジェクトメンバーのパフオーマンス向上がますます期待されています。
もちろん、ほめる(承認する、労う)際の心がけや伝え方の練習は必要となるかもしれません。
しかし、「ほめる(承認する、労う)」は中長期的なパフォーマンス向上の決定打なのです。
パフオーマンスが向上する大きな理由は、大きな自信(高いセルフ・エフィカシー)を持つことができるからです。
私たちは大きく市場変化する社会に生きています。
過去の成功体験だけでは組織成長が難しく、組織構成員ひとりひとりが新しい環境・作業に挑戦していくことを避けることができません。
しかし、新しい挑戦には不安がつきものです。
どれほど準備したとしても「想定外の事柄」に遭遇します。
自信(高いセルフ・エフィカシー)があるからこそ挑戦ができ、適切に対応できるのです。
つまり、指示待ちタイプの部下・プロジェクトメンバーを自律的・積極的に行動する人材に育成できる可能性が開けるのです。
それによって組織は成果を手にすることができます。
これから時代は、ほめる(承認する、労う)ことで組織をより一層強化する時代です。
新しい成果を手にする時代です。
うつみ まさき
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
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