新しいビジネスを成功させる鍵 リアリティのあるビジョン
【新規事業開発、ビジョン、コミュニケーション、コーチング】
こんにちは。
コーポレート・コーチの内海正樹です。
個人と組織が目標を達成するためのサポートをしています。
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会社・組織は常に新しい「価値」を作り出す必要があります。
なぜならば、取り巻く環境が次々と変化して行くからです。
新しい価値を作り出す職場やプロジェクトチームは、
ビジョン(目指している姿)にリアリティ[当事者意識]を持っています。
ビジョンにリアリティがあるので、努力も創意工夫も出来るのです。
たとえば、成功した新規事業開発プロジェクトでは「技術開発の成功」や「市場環境の成熟」だけではなく、ビジョンの共有にも成功しています。
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厳しい寒さや暑さが続くと、野菜の値段が高騰します。
気候変動から大きな影響を受けずに野菜を供給するための有力な挑戦のひとつは植物工場です。
植物工場は繰り返し話題となっている新規事業分野です。
半導体のクリーンルームなどの技術を持つ大企業グループも参入し、話題となりました。
しかし、ビジネス的には苦戦を強いられる会社が多いようです。
「夢の植物工場」黒字達成が困難な理由
https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2017/07/0721.html
新規事業では、新しく特徴的な技術開発が話題の中心となります。
ただ、事業として成功するためには技術開発だけではなく、商品(植物工場ならば出荷した野菜)をどのようにして、誰に買ってもらうのかがポイントです。
野菜の販売先を見つけることが出来た会社だけが事業を維持できているのです。
営業活動を重視することは大切です。
それは多くの会社で「理解」はされていますが、なかなか実践が伴いません。
大きな会社であっても総合力を活かすことができないのです。
それはリソースの問題とは限りません。
課題のひとつは、
「新しい価値(ビジネス)を作る」と言うビジョン(あるべき姿)をステークホルダー全員が
「リアリティを持って共有する」ことができるかどうか
です。
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ビジョン(あるべき姿)に向かって行動していると実感している時は、人はワクワクと喜びを感じます。
一方で、与えられた仕事をさせられていると思えばワクワク感を感じることができません。
真面目に仕事をしていても、「しなければならない」と感じていては思考が萎縮します。
ワクワクするので、新しい発想や創意工夫ができるのです。
創意工夫は一部の優れた「スーパーマン・ウーマン」の仕事ではありません。
思考が萎縮している時は、「現状維持」に反する行動に無意識レベルでブレーキがかかります。
新規事業を成功させた会社・組織は、ステークホルダー(利害関係者)全員がビジョンにリアリティを持っています。
だからこそ、挑戦も変化も出来ます。
技術開発だけではなく、販路の開拓、プロモーションなども効果的に出来るのです。
コミュニケーション(意識合わせ)を成功させた組織だけが、大きな変革に成功します。
リアリティを持つとは、当事者意識を持つことです。
自分にとって大切なテーマだと実感することです。
~上司から「当事者意識を持て」と指示されただけで当事者意識を持てるはずがありません。~
自分たちのためなので、ワクワクとできます。
大切なのは、コミュニケーションと仕組み作りです。
リーダーの大切な役割は、そのようなコミュニケーションや仕組みづくりをすることです。
私はコーチとして多くの組織やプロジェクトに関わって来ました。
リーダーのマインド・セット(考え方)が変わり、コミュニケーションが変わると職場やプロジェクトは活性化します。
マインド・セットと言う「ソフトウェア」に成功したプロジェクトや組織は間違いなく大きな成果を出しています。
実は、「出来ない理由」は簡単に見つけることができます。
「出来る理由」を見つけるためには、職場やプロジェクトチームにエネルギーが必要です。
それを理解した会社・組織がこれからの時代に生き残ります。
成功のキーは
ビジョン(あるべき姿)をステークホルダー全員が
「リアリティを持って共有する」
です。
うつみ まさき
(内海 正樹)
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
https://innovation-labo.com/
〒170-6045 東京都豊島区東池袋3−1−1 サンシャイン60 45階
~無料の個別相談をホームページから受け付けています~
人と組織の成功のため
・リーダーのみなさんへのコーチングや、
・組織メンバーのみなさんへの
協調的交渉術のトレーニング
・プロジェクト・マネジメントのコンサルティング
を行っています。