こんにちは。 コーポレート・コーチの内海正樹です。
私は「成功の科学」と呼ばれる手法を用いて、
リーダーの(ひと桁上の)ゴール達成をお手伝いしています。
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2019年6月1日(土)にNHK Eテレで
『連合赤軍 終わりなき旅』
と言うドキュメンタリー番組が放送されていました。
連合赤軍は、1972年のあさま山荘事件が有名です。
長野県の保養所「浅間山荘」に連合赤軍「兵士」5名が人質を取って立てこもり、結果的に3人が死亡、27人が負傷することになった事件です。
そして、捜査によって仲間・兄弟・恋人であった12人の男女を「総括」と呼ばれるリンチによって殺害したことも判明しました。
日本の学生運動は、連合赤軍の一連の事件によって完全に社会からの支持・期待を失いました。
番組では、服役を終えた元連合赤軍メンバーへのインタビューから、彼らがどのような形で狂気に走ったかを明らかにしようとします。
元メンバーは、「世界的な真の民主主義国家」を作りたいとの思いから学生運動に参加します。
当時のベトナム戦争に対する憤りも大きかったようです。
社会を変えることができない現実に直面に、暴力革命、テロリズムに傾倒していくのです。
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「成功の科学」の観点で彼らの暴走を考察します。
全ての人を幸せにしたいと理想を持ち、そのために
・「真の民主主義国家」を作りたい
・人民を解放したい
と言う大きな目標を持つことに誤りはありません。
問題のひとつは、「真の民主主義」と言う抽象的なイメージにリアリティを持つことが出来なかったことです。
リアリティがないため、目の前にいる
「(仲間・兄弟・恋人などの)人の幸せ」と「民主主義・人民解放」の関係性が
理解できなくなってしまったのです。
大きな理想を持つことと、妄想することは違います。
彼らは、なぜそのような過ちを犯したのでしょうか?
問題の2つ目は、意志決定を他人に任せたのです。
これは依存です。
元メンバーは、インタビューで「状況が進行して、(何が起こっているかを)考える時間がなかった」と語っています。
成功・成長のために、現実からのフィードバックはとても大切です。
現実からの正しいフィードバックがなければ、正しい意志決定は出来ません。
純粋であったからこそ、彼らは狂気に走ってしまったのかもしれません。
一方、これらの課題を「リアルタイム」で理解し、行動を修正することは実は難しいものです。
一生懸命になればなるほど視野は狭まります。
自分の立ち位置が分からなくなるのです。
特に、現在はますます情報過多になっています。
正しく自分の行動をコントロールする術を持つことは、
情報と認知と言う見えにくい世界をコントロールすることです。
私たちは、ますます学び、成長することが求められているのではないでしょうか。
うつみ まさき
(内海 正樹)
プロジェクト・コンサルタント(コーポレート・コーチ)
(株)イノベーション・ラボラトリ
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