こんにちは。
プロジェクトコンサルタント 工学博士の内海正樹です。
リーダーシップコミュニケーションとパーソナル・コンサルティング(コーチング)、プロジェクトマネジメントなどを通して「人と会社のひと桁上の目標達成」をお手伝いしています。
多くの会社やビジネスパーソンは危機な状態に直面しています。
特に、コロナウイルス騒ぎが混乱に拍車をかけています。
～多くの会社が働き方を「テレワーク」に移行しようとしています。
私はかつてテレワークを推進し、自ら実践してきましたのでその苦労が良く分かります。～
会社・職場の改善活動をお手伝いしていると、職場には打つ手がないと言う閉塞感が漂っています。
・売上の減少した、品質が落ちている
・退職者の増加した
・モチベーションの低下している
などの声を頻繁に耳にします。
職場でのコミュニケーションが上手く行かず、意図を伝えることに失敗。
この問題は、テレワーク環境でより一層深刻です。
時間の経過とともに、今までのコミュニケーションが通用しなくなって行くからです。
その結果、誤解が生まれ、上司、部下、同僚との人間関係が破綻して疲れ切ってしまう。
仕事の関係者に「モヤモヤ」が漂います。
それを解決する重要な技術のひとつは、(意外かもしれませんが)交渉術や会議ファシリテーション、コーチングなどのコミュニケーション技術を学び、実践することです。
たとえば、私はリーダーシップコミュニケーションのひとつとして「協調的交渉術」のコンサルティングやセミナー、トレーニングを行っています。
～協調的交渉術は、アメリカのコロンビア大学などで研究されたコンフリクトマネジメント(紛争解決学)の成果を交渉に応用したものです。～
協調的交渉術やコーチング、ファシリテーションを活用することで、会社や職場で業績がＶ字回復、個人で仕事の成績が急上昇など次々と成果が出ています。
●会社がテレワークをはじめると、職場で困ったことが起こる(コミュニケーション)
2020年の春に日本を襲ったコロナウイルス騒ぎ。
日本でのビジネスのあり方、仕事の仕方が根本から見直しを迫られています。
多くのビジネスパーソンにとって「常識」であった人と人との接触が避けられるようになりました。
そこで、多くの会社がテレワークを働き方のひとつとして取り入れています。
会社でのテレワークで最初に課題となるのはIT環境です。
パソコンやネットワーク環境が準備できるかどうか？
しかし、IT環境を整えて仕事をはじめてみると次の課題に困惑するようになります。
「次の課題」の代表的なひとつは、オンライン会議で成果が出ないことです。
たとえば、生産的な結論が出ない、会議の結論に当事者意識が持てないなどが起こり始めます。
そんな時の解決策は、
思い切って会社内でのコミュニケーション方法を変える(改善する)ことです。
まず簡単なことから挑戦し、成功体験を重ねることが大切です。
●会議の「場」で安心できる関係が作れていない
実は、会社内で会議をする時には参加者の間で『信頼関係』がしっかりとしていることが大切です。
仕事の仕方がテレワークになり、オンライン会議がはじまるとお互いの信頼関係が試されるようになります。
空気を読みながら会議をすることが当たり前であったような職場では、会議の議題に集中できなくなるのです。
すると、
・「ここで私が意見を言って良いのか？」と躊躇したり
・不用意な発言が会議の流れを脱線させたり
・自分の発言に対する質問や反対意見が、自分に対する人格攻撃に聞こえたり
と色々な弊害が生まれます。
●会議で自由に議論できる「場」を作る簡単な方法
では、どうすれば自由な話し合いができるようななるでしょうか？
答えは意外にも簡単です。
会議がはじまる前に、会議のルールを確認するのです。
そんな単純なことなの？
そう思われた方もいらっしゃるでしょう。
「今まで、そんなことしたことない」と思われたかもしれません。
また、「会議運営のセミナーで聞いたことがあるけれど、気まずく感じて実際にはやったことがない」と言う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これが効果的なのです。
これが、合理的で、分かりやすい会議を意識するきっかけになるのです。
「会議のルール」は常識的なものからはじめれば良いでしょう。
たとえば、
・発言する時は、手を上げて、指名されてから発言する
（オンライン会議では、指名されてからミュートを解除する）
・他の人の発言を最期まで聞く
・発言は簡潔にする
・人格攻撃になるような発言はしない
・会議中野意思表示は、はっきりとする
（たとえば、うなずく）
など抵抗感がないものからルール化して、会議のはじめのタイミングで参加者全員が約束するのです。
これによって、安心して会議に参加することができるようになります。
～これを「安心の場を確保する」と呼ぶことがあります。～
「ルールを守れば、自由に発言することができる」としっかり意識できるだけで前向きな参加者は積極的に発言ができるようになります。
ルールを作る利点として、
ルールを守らない人に、司会者やファシリテーターは是正処置を取ることができます。
(そのやり方にはその場にあった方法が必要です)
色々な「常識」が混在する時代です。
ルールがなければ、是正処置も難しいのです。
このようにして、雰囲気(空気)を意識的に作り上げること。
慣れないオンライン会議ではとても大切なことのです。
このようなルール決めによって、
・暴走する営業担当
・自分勝手なマネージャー
・他人の話を聞かない技術担当者
など、色々な人たちから(オンライン)会議を守ることができました。
コミュニケーションの形を変えることで、(会社内外の)人間関係を作り替えることが出来れば大きな成果を手に入れることができます。
会社・職場が生き残ると言うよりも、新しく生まれ変わると言っても良いでしょう。
コミュニケーションや交渉は、あまりにも身近なテーマです。
身近すぎて、意識して考える機会がないのが当たり前です。
しかし、身体に血液が流れなければ死を迎えるようにコミュニケーション不全の会社・職場は生き残ることができません。
成功に必要なものは、多額の投資ではありません。
習慣を変える「熱意」です。
**ホームページから無料の個別相談を受け付けています。
https://innovation-labo.com/
**コミュニケーションには、外的コミュニケーションと内的コミュニケーションが存在します。
外的コミュニケーションは、対人関係に関係し
内的コミュニケーションは、考え方に関係します。
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内海 正樹
(うつみ まさき)
プロジェクトコンサルタント(コーポレート・コーチ)
工学博士
（株）イノベーション・ラボラトリ
～ひと桁上への成長のために～
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