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こんにちは。
 プロジェクトコンサルタントの内海正樹です。
 リーダーシップコミュニケーションとパーソナル・コンサルティング(コーチング)、プロジェクトマネジメントなどを通じて人と会社の「ひと桁上の目標達成」をお手伝いしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでは、会社と個人の業績をアップさせるための「テレワークのコミュニケーション」について解説します。

 新コロナウイルス禍の影響で「やむを得ずテレワークをはじめた人や会社」は多いと思います。

 もともとテレワークは生産性を上げるための働き方ですが、「テレワークはもうこりごり」「早く元の職場に戻したい」と思っている管理職の方も多いようです。

 今までは、職場で部下の様子を見ながらマネジメントしていたのに、それが難しいテレワークに困惑しているのでしょう。

 会議を開いても、今までのやり方では時間内に結論が出てきません。
  お互いに何を言いたいのか、考えているのかが分からず、会議時間がどんどんと延びることも珍しくないようです。

  「テレワークの導入」=「IT環境の整備」
 のNext Stepは何でしょうか?

== それは、(意外かもしれませんが)社内の話し合いや会議で成果を出すことです。==

●なぜオンライン会議が混乱してしまうのか?

本来、テレワークは生産性を上げるための働き方です
 テレワークは、多くの社員にとっても、会社にとってもWin-Winとなるべきものです。
 生産性を上げるための働き方です。
 (もちろん、仕事内容によって「向き不向き」はあります)

 その成功法のひとつとして、社内での会議や交渉の進め方を解説します。

社内での会議や交渉で混乱する理由のひとつは、
  その場で、どのような観点(立場)で話し合っているのか?
が分からなくなってしまうことです。

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 田中さん:その商品は、モニター調査で55%支持されています。
 佐藤さん:でも、なんとなくデザインがパッとしませんね。
 山田さん:コアなファンは多いのだから、発売すれば売れると思いますよ。
 小島さん:ダメダメ、時代のコンセプトにフィットしていないもの。

 

 

 

 

 

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 このような会議、よく見る光景です。
  自由な雰囲気ですが、「結論」を出すことに苦労しているようです。

 その理由は、参加者が思いついたことを発言しいるうちに「この段階で、何を話し合うべきか?」が分からなくなったり、「良いことは何で、悪いことはないか?」が共有化、整理できなくなったことです。

 このような時、
  ・その場の雰囲気だけで結論が出る
  ・後から検討不足が次々と分かる
  ・話し合いの結果に当事者意識が持てない
 などの問題も続出します。

 このような問題を解決する方法のひとつが「6つの帽子」です。

●上手に会議をするための枠組み「6つの帽子」

「6つの帽子」とは、発言する時の観点(立場)を6つのパターンに分けて話しを進める方法です。
 「水平思考」で有名なデ・ボーノが開発した手法です。

 この「6つの帽子」を上手に活用している職場は、会議や交渉の時間を大幅に削減しています。 そして、大きなビジネスの成果(売上、品質、エンゲージメント)を創り出しています。

 私も色々な職場やプロジェクトで「6つの会議」を活用することで、大幅に生産性を上げました。
 会議時間を平均で約50%程度削減したことも珍しくありません。
  (会議のアウトプットの品質は、逆に上がっているにも関わらず)

6つの観点(立場)とは、以下のようなものです
 白い帽子:中立的な立場。
  事実や数字、データをもとに発想し、発言する。
 赤い帽子:感情的な立場。
  論拠のないひらめきや感情、気持ちをもとに発想し、発言する。
 黄色い帽子:長所や利益について発言する。
 黒い帽子:批判的、消極的な立場。
  事実との違い、論理的な矛盾、戦略との不一致などについて発言する。
 緑の帽子:クリエイティブな立場。
  好奇心を広げ、創造的に発想し、発言する。
 青い帽子:俯瞰する冷静な立場。
  結論に向けて発言する。

このような話し合いの枠組み(フレーム)を使うことで、効果的に交渉や会議ができるのです。

「6つの帽子」の特に良いところは、オンライン会議などでファシリテーションが難しい場合でも比較的簡単に利用することができることです。

 オンライン会議では、ファシリテータの力量が成果に大きく関係します。
  参加者のクロストークなどは、生産性の低い雑音になってしまいます。
 「6つの帽子」は、トレーニングを受けたファシリテータがいない会議でも気軽に使うことができるます。
 新しくテレワークをはじめた職場にピッタリです。

6つの帽子については解説書などもありますので、参考にしてください。
 『6つの帽子思考法』
 エドワード・デ・ボーノ (著) パンローリング株式会社

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コミュニケーションの形を変えることで、(会社内外の)人間関係を作り替えることが出来れば大きな成果を手に入れることができます。
 会社・職場が生き残ると言うよりも、新しく生まれ変わると言っても良いでしょう。

 コミュニケーションや交渉は、あまりにも身近なテーマです。
 身近すぎて、意識して考える機会がないのが当たり前です。
 しかし、身体に血液が流れなければ死を迎えるようにコミュニケーション不全の会社・職場は生き残ることができません。

 成功に必要なものは、多額の投資ではありません。
 「良くしたいと言う気持ち」です。

 

 

 

 

 

 

 

**ホームページから無料の個別相談を受け付けています。
  https://innovation-labo.com/

**コミュニケーションには、外的コミュニケーションと内的コミュニケーションが存在します。
 外的コミュニケーションは、対人関係に関係し
 内的コミュニケーションは、考え方に関係します。

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内海 正樹
(うつみ まさき)
 プロジェクトコンサルタント(コーポレート・コーチ)
 工学博士
(株)イノベーション・ラボラトリ
~ひと桁上への成長のために~
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