こんにちは。
プロジェクトコンサルタント、工学博士の内海正樹です。
リーダーシップコミュニケーションとパーソナル・コンサルティング(コーチング)、プロジェクトマネジメントなどを通じて人と会社の「ひと桁上の目標達成」をお手伝いしています。
ここでは、会社と個人の業績をアップさせるための「テレワークのモチベーション(上手なモチベーションアップ方法)」について解説します。
新コロナウイルスの影響で「やむを得ずテレワークをはじめた人や会社」は多いと思います。
「テレワークの導入」=「IT環境と業務プロセスの整備」
のNext Stepは何でしょうか?
実は、テレワーク環境で仕事をするためには「モチベーションマネジメント」が重要です。
== 創造性と品質をアップさせて仕事を進めるためには、規律の維持が大切なのです。==
そのためにも、モチベーションは重要なテーマです。
●テレワークとモチベーション
本来、テレワークは生産性を上げるための働き方です。
テレワークは、多くの社員にとっても、会社にとってもWin-Winとなるべきものです。
(もちろん、仕事内容によって、向き不向きはあります)
ある営業部門は、テレワークを導入することにより営業成績を25%程度アップさせました。
一方で、テレワークではどのようにして中長期的に「高いモチベーション(動機付け)」を維持することが出来るのが課題になります。
私たちの過去の経験では、テレワーク導入の3~4週間後からモチベーションを低下させてしまう人が出てくるリスクが高まるのです。
●2種類のモチベーション
そもそもモチベーション(動機付け)とは何によって発揮されるのでしょうか?
リーダーシップ教育などでモチベーションには2種類あると学んだ方も多いと思います。
・外発的動機付け(Extensive motivation):
動機付けが、評価や強勢などの「Have to」。
・内発的動機付け(Intrinsic motivation)
動機付けが、興味や関心などの「Want」。
の2つです。
(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000030/)
学校や会社・職場では、繰り返し外発的動機付けが行われます。
そして、テレワーク環境では内発的動機付けを持つことの大切さを説明されることもあります。
確かに、その通りです。
しかし、話しはそれほど簡単なことではありません。
●外発的動機付けと強いストレス、低下する生産性
多くのビジネスパーソン(私たち)は、日常的に外発的動機付けをされています。
テレワーク環境では、オフィスで仕事をする時と比べて人から評価される機会が減ります。
(オフィス勤務のように、「がんばっているね」「おつかれさま」と直接声をかけられることもありません)
「成果で業績を評価する」のであれば、何かしらの結果が出るまで「達成感」「承認欲求」などが満たされることがありません。
それだけでも、モチベーションを維持することが難しくなってしまいます。
<<その上、外発的動機付けは強い「ストレス」を伴います。>>
テレワークで仕事をするかどうかは関係なく、多くの人にとって外発的動機付けは強いストレスを引き起こすのです。
「他人との比較」が避けられないからです。
学業成績、業務査定、学歴、就職先、収入、外見。。。
私たちは、常に他人に評価されることになります。
そして、少数の「勝ち組」と多くの「負け組」が作り出されます。
劇的な変化を続ける社会において、安定した高いモチベーションを維持することは容易ではありません。
ストレスは心身を疲弊させます。
生産性を悪化し、思考や意志決定は消極的になります。
~新しいことへの挑戦も、ますます成長も難しくなってしまいます。~
「マイナスの輪廻」は避けられないのです。
●内発的動機付けで成長するために
そこで、最近では会社内で行われる多くの管理職教育やリーダーシップ研修のテキストでは内発的動機付けの重要性を説明しています。
テレワーク環境での成功のためのモチベーションマネジメントとして、特に大切なポイントです。
内発的動機(Want)を探すために、
・「今、目標としていることはなぜ魅力的なのか?」「その目標が達成できれば、何(どのような感情)が満たされるのか?」を深く内省します。
・または、子どもの時に「心からワクワクしたこと」を思い出すことも重要です。
しかし、私たちは外発的動機付けに慣れています。
現実には、内発的動機(Want)を見つけることは簡単なことではありません。
いつの間にか、「給料を増やしたい」「出世したい」などのイメージが頭を占領します。
または、「今のままが良い」「このまま安定したい」「変化は嫌」となる人も多いのです。
(現状維持欲求は強力です。ストレスを避けたいと思うのは、ムリもないことです。)
仮に心の底から「ワクワクする」ことを探すことができたと思っても、実際には高いモチベーションを維持できないことも多いのです。
だからこそ、本当はプロフェッショナルコーチやメンターと呼ばれる人たちが求められているのです。
(可能であれば、専門的なコーチングの科学を学んだコーチにサポートしてもらった方が良いのです)
しかし、現実には信頼できるコーチが周りにいないかもしれません。
そのような時は、どうすれば良いでしょうか?
まず、最初にするべきことは
他人と比較を止める
のです。
繰り返しとなりますが、外発的動機は他人との比較や競争と結びついています。
ですから、他人との比較を徹底的に止めるのです。
「あっ、何かヘンだ!」と自分で気がつくことです。
それが本当の「内発的動機(心の底からのワクワク)」に近づくことへの近道です。
高い生産性は、そこからはじまります。
そのような中から、テレワークの成功が生まれます。
是非、ハイパフォーマンスを目指すみなさんはトライしていただきたいと思います。
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コミュニケーションの形を変えることで、(会社内外の)人間関係を作り替えることが出来れば大きな成果を手に入れることができます。
会社・職場が生き残ると言うよりも、新しく生まれ変わると言っても良いでしょう。
コミュニケーションや交渉は、あまりにも身近なテーマです。
身近すぎて、意識して考える機会がないのが当たり前です。
しかし、身体に血液が流れなければ死を迎えるようにコミュニケーション不全の会社・職場は生き残ることができません。
成功に必要なものは、多額の投資ではありません。
「情熱」です。
**ホームページから無料の個別相談を受け付けています。
https://innovation-labo.com/
**コミュニケーションには、外的コミュニケーションと内的コミュニケーションが存在します。
外的コミュニケーションは、対人関係に関係し
内的コミュニケーションは、考え方に関係します。
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内海 正樹
(うつみ まさき)
プロジェクトコンサルタント(コーポレート・コーチ)
工学博士
(株)イノベーション・ラボラトリ
~ひと桁上への成長のために~
〒170-6045 東京都豊島区東池袋3−1−1 サンシャイン60 45階
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