こんにちは。
プロジェクトコンサルタント 工学博士の内海正樹です。
リーダーシップコミュニケーションとパーソナル・コンサルティング(コーチング)、プロジェクトマネジメントなどを通じて人と会社の「ひと桁上の目標達成」をお手伝いしています。
ここでは、会社と個人の業績をアップさせるための「テレワークとモチベーションとは?」について解説します。
新コロナウイルスの影響で「やむを得ずテレワークをはじめた人や会社」は多いと思います。
テレワークは新しい働き方のトレンドになる可能性があります。
「テレワークの導入」=「IT環境と業務プロセスの整備」
のNext Stepは何でしょうか?
ひとつは、テレワーク環境でのモチベーションマネジメントです。
これは、オフィス環境で仕事をしてきた人や部下をマネジメントして来た人にとっては重要な問題です。
なぜならば、必ず本人や部下が
モチベーションを維持できなくなる時が必ずやってくるからです。
●テレワークとモチベーションマネジメント
本来、テレワークは生産性を上げるための働き方です。
テレワークは、多くの社員にとっても、会社にとってもWin-Winとなるべきものです。
(もちろん、仕事内容によって、向き不向きはあります)
たとえば、
都内のあるシステム開発会社は、テレワークを採用したことによって今まで採用することができなかった優秀な人たち(人材)を採用できるようになりました。
~色々な事情で、都内の会社に毎日出勤することができないセールスパーソンやエンジニアは多いのです。~
新しい人材によって、それまで以上に収益性の高いビジネスができるようになりました。
売り上げは約15%上がり、退職率は50%以上も低下しました。
しかし、ルーチンワーク中心の仕事でも、商品企画やソフトウェア開発のような創造的な仕事でも、テレワークで成果を出し続けるためには「モチベーションマネジメント」が欠かせません。
(Face to Face のコミュニケーションからモチベーションを感じていた人たちは、特に注意が必要です。)
モチベーションの低下は、うっかりミスを誘います。
仕事に集中しようと思っても、集中できなくなるのです。
そして、創意工夫ができなくなります。
創造的(クリエイティブ)な仕事の場合、モチベーションの低下は致命的です。
●人間を動かす「快と不快のプログラム」
全ての人間の心理的は、プログラムに支配されています。
それは、
「快」を近づけ、「不快」を遠ざける
と言うプログラムです。
これは、人間行動における「原因と結果の法則」です。
ビジネスの世界で見られる多くの「合理的な判断」も、この「快と不快のプログラム」に強く影響されています。
「モチベーションがある」とは、「快」に近づこうとする力が強いと言うことです。
ですから、「モチベーションがなくなった」とは、「目標に魅力を感じなくなった(「快」を感じなくなった)」と言うことです。 やりたくないことをしているのです。
そのような時、(本当であれば)コーチやメンターの支援が必要です。
仕事と自分の生き方についての考えを整理整頓するべき時です。
「生活するために仕事をしなくてはならない」と言う考えにとらわれ、その状態を放置していると、ストレスによって心身の健康を崩すことになりかねません。 または、飲酒やギャンブル、異性関係などで大きなトラブルを招くこともあるでしょう。
しかし、現実には身近に優れた相性の良いコーチやメンターがいるとは限らないのが現実です。
●モチベーションアップのための自己効用感(セルフエフィカシー)
セルフコーチングや自己啓発系の書籍を読むと、そのような時は
・目標をありありとイメージし
・目標を達成した時の喜びを感じる(想像する)
ことを勧めています。
この「ビジュアライゼーション」と呼ばれる技術は確かに効果的です。
しかし、この技術を上手に使いこなせない人も多いのです。
そのような人はコーチなどにアドバイスをもらいながら、練習を繰り返す必要があります。
すぐにモチベーションをアップさせることは難しいのです。
もしモチベーションが低下してしまった理由が、「目標を達成する自信を失っている」場合はどうすれば良いでしょうか?
(テレワーク環境に限らないことですが)自信を失ってしまうことで、モチベーションが下がる人は非常に多いのです。
テレワークなどでは、成果の確認方法を変更する必要があります。
達成感は自然に感じることができるとは限りません。
「自分にはできるはずがない」と考えてしまい、目標に魅力を感じなくなってしまうのです。
(「自己効用感」「セルフエフィカシー」が低下したと言われます。)
このような場合は、自己効用感をアップさせることが大切です。
この場合、肯定的なアファーメーションを繰り返すことも書籍やセミナーで説明されています。
アファーメーションは優れた技術ですが、モチベーションが低下している時にはリアリティを感じることができないかもしれません。
ひとりで学ぶならば、アファーメーションにも相当量の練習が必要なのです。
(アファーメーションとは、ポジティブな言葉を自分に語りかける技術です。
セルフコーチングや自己啓発系の書籍を読んでいると、アファメーションにも色々な考え方や流儀があることが分かります。)
そこで、私は以下を提案します。
・(最終的な目標ではなく)目の前の作業をやり抜くことに集中しましょう。
・ 過去に自分が誇らしいと思った記憶を思い出しましょう。
その時の感動をもう一度思い出すのです。
(過去に運動会や合唱コンクールで良い成績をとったことでも構いません。)
達成感や満足感を感じる(思い出す)ことで、目の前の作業に対する無力感を払拭するきっかけにできます。
~「自己効用感」「セルフエフィカシー」が上がれば、困難に挑戦することができます。 そして、行動変容も可能になります。~
モチベーションをアップさせて、仕事に取り組むこともできるようになるのです。
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私はリーダーシップ研修とパーソナルコンサルティング(コーチング)を組み合わせることで、多くのリーダーの皆さんをサポートしてきました。
たとえば、都内のあるメーカーで新任課長たちをサポートした時も、彼らのモチベーションアップをお手伝いすることがあります。
プレイヤーからマネージャーに仕事の内容が変わり、今までの経験や知識だけでは対応ができない難しい局面に遭遇すると、多くの人はモチベーションをダウンさせてしまいます。
そして、その不快な状況を解決しようとして他人の非を責めるようになるのです。
全員に対してパーソナルコンサルティング(コーチング)をすることができれば良いのですが、それが難しい場合は研修で色々な技術をお伝えします。
それによって、彼らの自己効用感アップをアップさせることができ、モチベーションを復活させることができました。
ひとりのセールスパーソンとして、エンジニアとして優れているだけではなく、会社にとってなくてはならない存在になる第一歩となったのです。
モチベーションと自己効用感はそれほどパフォーマンスを大きく変えるのです。
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コミュニケーションの形を変えることで、(会社内外の)人間関係を作り替えることが出来れば大きな成果を手に入れることができます。
会社・職場が生き残ると言うよりも、新しく生まれ変わると言っても良いでしょう。
コミュニケーションや交渉は、あまりにも身近なテーマです。
身近すぎて、意識して考える機会がないのが当たり前です。
しかし、身体に血液が流れなければ死を迎えるように、コミュニケーション不全の会社・職場は生き残ることができません。
成功に必要なものは、多額の投資ではありません。
「改善する意識」です。
**ホームページから無料の個別相談を受け付けています。
https://innovation-labo.com/
**コミュニケーションには、外的コミュニケーションと内的コミュニケーションが存在します。
外的コミュニケーションは、対人関係に関係し
内的コミュニケーションは、考え方に関係します。
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内海 正樹
(うつみ まさき)
プロジェクトコンサルタント(コーポレート・コーチ)
工学博士
(株)イノベーション・ラボラトリ
~ひと桁上への成長のために~
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