リストラからの組織再生 理念が組織を強くする
【組織文化、企業理念、コーポレート・コーチング】
こんにちは。
コーポレート・コーチの内海正樹です。
売上げや品質、従業員の達成感の向上をサポートするために活動しています。
組織の意識が積極的になれば、大きな成長がはじまります。
油圧機器メーカーのKYBが国の認定などに適合しない免震装置を出荷していた問題は、大きなニュースとなっています。
KYB、免震不適合70件公表 財務省や国交省でも
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36689550Z11C18A0000000/
問題の出荷は、少なくとも2003年から続いていたとのことです。
多くのメーカーで発覚した品質管理不正と同様に、背景には短納期化のプレッシャーがあったようです。
このような問題が発生すれば、当然予定していなかった作業が発生します。
~コスト(費用)がかかります。~
KYB、特損数百億円 データ不正関連計上
https://mainichi.jp/articles/20181103/k00/00m/020/218000c
多くの場合、企業の業績が悪化すると最初に対策するのは固定費の削減です。
(人件費は大きな固定費です。)
そして、問題行動が再発しないように管理業務、監査業務も当然強化されるでしょう。
それらのやり方に適切さを欠くと、組織(特に、事業部門の現場)は疲弊します。
そして、「有害な組織文化」が蔓延します。
組織文化が有害になると、職場から当事者意識が失われます。
そのような職場で話を聞くと、
・退職者や病欠者が増えた
・働いていて喜びがない
・職場から思いやりや一体感が消えた
・何のためにやるか分からない作業ばかり
と言う声を耳にします。
特に、中間管理職が意気消沈していることが多いのです。
しかし、このような職場で管理職を交代させても意味はありません。
組織文化を再生しなければならないのです。
新しい組織のビジョンは、その組織の中に存在する「活力」に根ざしていてこそ力を発揮します。
外から持ってくるものではないのです。
~外から持って来たのでは、組織に根付きません。~
また、新しいビジネスの方法論や組織論だけでは組織に活力を取り戻させることは容易ではないでしょう。
だからこそ、コーチングなどの対話によって「その組織が持っていた意志」を復活させることが再生の第一歩となるのです。
自分のたちの中にある「意志」「価値観」「企業理念」が再生のためのエネルギーとなるのです。
たとえば、高度に成長した組織には
・技術で社会に貢献する
・サービスで生活を豊かにする
・ビジネスで世界を発展させる
などの精神が存在しました。
人材の新陳代謝の過程で形骸化した理念を復活させることが組織再生の起爆剤となるのです。
組織の理念が形骸化した時こそ、コーポレート・コーチングが必要です。
うつみ まさき
(内海 正樹)
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
https://innovation-labo.com/
〒170-6045 東京都豊島区東池袋3−1−1 サンシャイン60 45階
~無料の個別相談をホームページから受け付けています~
組織成長のステップとして
・リーダーのみなさんへのコーチング、
・組織メンバーのみなさんへの
協調的交渉術のトレーニング
・プロジェクト・マネジメントのコンサルティング
を実施しています。