ダイエットのような個人的な目標達成や、会社の売上を上げるような組織的な目標達成をするために、最も大切なことのひとつは「汝自身を知ること」です。
つまり、「見える化」です。
「自分のことは、自分が一番知っている」と言うのは、とても良くある勘違いです。
自分のことは案外分かっていないのです。
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たとえば、実家で暮らしていた学生さんがひとり暮らしを始めたとしましょう。
自炊をすることにしたならば、料理にどの程度の時間がかかるのか、後片付けにどの程度の時間がかかるのかなどは「過去の経験からなんとなく推測する」ことになります。
料理作りを母親に任せきりで「過去のデータ(経験)」が全くなければ、推測した時間と実際にかかった時間とは大きくズレているでしょう。
「油で汚れたフライパンを後片付けするのには○○分かかる」と経験的に分かっていれば、新しい料理を覚えたとしても家事に必要な時間はだいたい推測ができるものです。
ところが、なんとなく料理を作り、なんとなく後片付けをしている人たちには正しい時間の推測ができません。
結果的に、「もうこんな時間だ!」と毎日のように慌てることになるのです。
そのようなことを繰り返しているうちに、
・夜更かしの結果朝寝坊になり会社に遅刻したり、
・ゴミ出しが間に合わなくなって、部屋にゴミが散らかったり
・洋服がベッドやソファーの上に散乱したり
して生活が徐々に乱れていくかもしれません。
日常生活でさえ見える化が上手に出来ない人は、仕事でも見える化が苦手です。
結果的に、仕事の段取りを間違えて周りの人達に迷惑をかけたり、予定の時間の中で仕事が終わらずに慌てたりする人も出てきます。
逆に言えば、日常生活や仕事の大切なポイントを見える化できていれば段取りが上手にできるようになります。
また、問題が発生した時にも改善のポイントを見つけやすくなるのです。
先輩から教えてもらったことや、マニュアルや書籍などから得た情報も自分なりに役立つ形に昇華することができるようになります。
私たちは、「なんとなく時間を使っている」ことが珍しくありません。
過ぎ去った時間は取り戻すことができません。
だからこそ、「見える化」はとても大切なのです。
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内海 正樹
(うつみ まさき)
プロジェクトコンサルタント(コーポレート・コーチ)
(株)イノベーション・ラボラトリ
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