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事業部門の一員として、またコンサルタントやコーポレートコーチとして多くの組織(コーポレート)の立ち振る舞いを見てきました。

時に会議室で、時に居酒屋の一席で自分たちの組織の今後について語り合う様子を見ることは必ずしも珍しいことではありません。 そのような時に

・上司のここがダメだ

・同僚のこんなことが足りない

・経営幹部が変わらないと何もできない

などの会話を度々耳にします。 特に、中堅社員・ベテラン社員となると過去に色々な経験をしていますから愚痴を言いたくなるのはムリもないことかもしれません。

世の中には色々な組織があると思いますが、多くの経営幹部も組織を良くしたいと苦心しています。ただ、目前の課題や資金繰りなどに時間を取られ、しっかりと考えを練り上げる時間がなかったり、過去の成功体験やしがらみから脱することができなかったりするうちに、周りのスタッフの能力ややる気不足ばかりが気になっている幹部も現実には数多くいらっしゃいます。

結果的に、組織を良くすることに関して責任を感じる当事者意識を持つ人が見当たらない、そんなケースに私は数多く遭遇しました。

一方で、「何とかしなければ」と言う気持ちで頭がいっぱいになり、組織の関係者を巻き込むことが出来ずに無力感に襲われている方も数多く存在します。空回りして余計なことを口走り、改善活動に巻き込むべき人たちを敵にしてしまうことも色々な組織の中で頻繁に起こっています。

しかし、これほど時代の変化が激しい現代ですので「今のまま」で生き残ることができる組織はほとんどないのではないでしょうか?

では、どうすれば良いのでしょうか?

これから、組織(コーポレート)を良くしていくための「コツ」をご紹介して参りたいと考えています。

今後とも、よろしくお願いします。

内海 正樹

コーポレート・コーチ