会社・職場を良くするコーチング:商売繁盛を作る心構え?!
あなたの職場では、上手にビジネスが回っているでしょうか?
たとえば、営業部門は目標以上の売上げ成績を出しているでしょうか?
商品開発部門は、ヒット商品を作ることができているでしょうか?
商売・ビジネスの世界は常に変化し、不安定です。
それでも、勝ち癖のついている会社・職場では安定的に商売・ビジネスを成功させています。 上手く行くサイクルに入っているのです。
つまり働く人や職場に勝ち癖がついているのです。
では、勝ち癖はどのようにすれば身につくでしょうか?
勝ち負けの原因はもちろん様々です。
しかし、どのような職場でも重要となるマインド(思考様式)に注目して、「負け癖」のついている会社・職場と比較すると特徴が見えてきます。
負け癖のついた会社F社をお手伝いした際のお話です。
F社では業績が悪化し、派遣社員さんをカットするなど人員整理を続けていました。
従業員さんたちは「仕事が忙しい」が口癖でしたが、同業他社と比較すると働いている人数は多いくらいです。 つまり、生産性が悪いのです。
もちろん、会社としては機械化・IT化などを進めて生産性を上げようとしていました。 それでも、従業員のみなさんは全く士気が上がりません。
喫煙ルームや昼食時の従業員さんたちの会話は会社や顧客に対する不平不満ばかりです。
当然、自分たちの未来に明るいイメージを持っている人を見つけることが難しい状態です。 大変に重苦しい雰囲気が職場を覆っていました。
隣のチームと相談すれば良いことを相談せずに仕事を進め、顧客に迷惑をかけることも珍しくありません。 なぜ相談をしないのかと言えば、仕事に関して不安が大きすぎて多くの人たちが身動きできなくなっていたのです。
優秀な人たちの中には転職を考える人が何名もいました。
仕事をどうして行くかは「エライ人」が考えることで、自分は言われたことだけをすれば良いと考える従業員さんがどんどんと増えて行きました。
コーチとして多くの職場・プロジェクトと関わると、負け癖のついている職場ですぐに気がつくことがあります。
負け癖のついた多くの職場では、仕事に対して嫌悪感に近い感情を持っています。
「嫌だなぁ」と思いながら仕事をしているのです。
そして、不平不満が口癖になっています。
仕事を嫌う感情が出てくると、その人は被害者意識を持ちはじめます。
仕事が上手く進まない原因を他人の責任にして、自分は被害者だと考えるようになります。
このようになると、仕事に創意工夫も熱意も持つことができません。
当然、ますます職場では失敗が頻発します。
仕事に対する情熱は成功体験を喜ぶことが原点です。
負け癖のついた職場では、「喜び」の感情を感じることがなかなかできません。
たとえば、過去に上手く仕事が出来た時の記憶も断片的にしか思い出すことができません。 毎日、嫌な記憶ばかりが思い出されます。
達成感を感じるネタを見つけることができないのです。
仕事が上手くいくイメージを持つことはとても難しくなってしまいます。
だからこそ、商売を繁盛させるためにはマインドを切り替えることからスタートしましょう。
キーパーソンとなる人たちは職場やプロジェクトの現状をよく観察し、何が上手く進み、(誰が問題なのかではなく)どこに課題があるかを認識しましょう。
そして、仕事が上手に回っている状態をイメージするトレーニングをするのです。
最初、イメージは写真のように静止していても構いません。
少しずつ静止画の枚数を増やし、それをつなぎ合わせて動画にするのです。
モノクロのイメージをカラーに変換していくのです。
イメージにリアリティを持たせるのです。
イメージの世界での成功体験から達成感を感じられるようになれば、その成功のために何をするべきかのプランを考えることができます。
それらのプランを少しずつ実験的に実行し、トライアンドエラーをしながら小さな成功体験を積み重ねましょう。
小さな成功体験の先には大きな成功への道が準備されています。
自然に喜びの感情が職場に広がり、仕事が順調に回りはじめます。
人は感情・気持ちでやる気になります。
楽しいから前向きになれます。
結論:
商売繁盛のスタートラインは、職場で喜びを感じるイメージを作ることからはじまります。
うつみ まさき
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
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