会社の業績回復は脱ヒラメから
【業績改善、品質改善、コーチング、マインド・セット】
~業績不振に陥る企業は、組織体制を変え、人員削減し、コストを抑えます。
しかし、「ヒラメ体質」から脱出できれば、自律的業績回復が見えてきます。~
現在は、好景気と報道されています。
昨年末(2017年末)に、経済ニュースとして「いざなぎ景気を超えた」と報道されました。(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23252980Y7A101C1MM8000/)
また今年(2018年)の1月には、主要企業が好景気はまだ続くと予想しているとのアンケート結果も報道されています。(https://mainichi.jp/articles/20180104/k00/00m/020/122000c)
一方で、業績不振や品質問題で信用を失う企業も存在します。
コーポレート・コーチとして私が組織のお話を伺うと、多くのリーダーは「利益が出ない」「将来的な展望が見えない」「人材が育たない」など多くの悩み・問題意識をお話しされます。
私の経験では、「利益が出ない」と言う悩みを持つ組織には共通する特徴があります。
それは、「上司第一主義」です。
顧客第一主義は、日本を代表する企業で当然のこととして「経営方針の中に謳われています」。
たとえば、
・お客様第一主義に徹します(三菱自動車 経営理念)
・多様なお客様の要望にこたえる(川崎重工 カワサキバリュー)
・お客様の声を大切にし、満足いただける商品等の開発、改良に努めます。
(東芝グループ行動基準)
・お客さまの満足をすべてに優先させる(ワタミグループ憲章)
と謳われています。
一方で、業績不振に陥っている企業では
顧客(お客さま)よりも、上司の意向が優先
です。
私たちは、その姿を「ヒラメ」と呼びます。
魚のヒラメは目が上向きについています。
たとえば打ち合わせの時間調整をする場合に、顧客の都合よりも上級上司の都合を最優先することにほぼ疑問を持ちません。
時間は有限ですから工夫必要です。
しかし、工夫することと疑問を持たずに決めることには大きな乖離があります。
もちろん、彼らはビジネスにとって「顧客の適切なニーズに応える意義」は知っています。
知っていることと、実際の行動基準に大きな違いが存在するのです。
しかし、知識と行動に矛盾があることを意識することはほとんどありません。
彼らの中では、整合性が取れていることになっているのです。
行動に問題があったとしても、それは表面化しません。
結果的に問題が是正されることはなく、業績悪化は自律的に改善できないのです。
だからこそ、第3者的な立場で矛盾を解消する支援が効果的です。
組織内にそのような人材が存在すれば、矛盾が深刻な影響を発生させる前に問題を解消させることが可能です。
私たちコーポレート・コーチも、第3者としてリーダーのみなさんを支援しています。
第3者ですから、指示・命令することはありません。
矛盾する課題を解決する方法を、リーダーのみなさんが創り出すお手伝いをします。
固定化している視野を自由にすることで、見えてくる世界は変わります。
適切な目的意識、視点を変えることはそれほど効果的なのです。
膠着した意識(マインド・セット)を変えることは、新しい未来を手に入れることです。
うつみ まさき
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
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〒170-6045 東京都豊島区東池袋3−1−1 サンシャイン60 45階
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