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自己実現とイノベーション(変革):発見のために知識を捨てる

人生で成功するためのコツのひとつは「先入観を持たないこと」です。 今までの価値観に縛られないことです。 当然、ビジネスでイノベーションを起こし、大成功をするためにも先入観は邪魔になります。 特に、先入観は過去に教師や上司などから受けたマインドコントロールの結果として生じている場合が多いのです。 ありのままの現実を認識する大きな障害となってしまいます。
以前、ある物理学者が興味深い話を学生達にしていました。 「30歳まで死に気で研究しろ」と言うのです。遊んでいる時間はないと。 なぜならば、30歳を過ぎると目の前の物理現象を自分が持っている知識で全て説明できるような錯覚をする研究者が激増するからです。 すると、新しい発見ができなくなってしまいます
私たちは過去から続いてきた職場の慣習を続けて、時代に取り残された名門組織を数多く知っています。 そのようにして会社は衰退していくのです。 中にはコンプライアンス違反を引き起こし、社会的な信用を失う会社も存在します。 過去に受けたマインドコントロールはそれほどまでに強力です。
先入観を捨てるためには、観察する時・人の話をする時に「頭の中を空っぽ」にしなければなりません。 一切の判断を停止する練習が必要です。 私たちは情報を受け取る際に評価・判断する習慣が身についています。 それが効率的だからです。 しかし、必要に応じて評価・判断を停止する練習をしなければ新しい発見は出来ません。 たとえばマインドフルネス(瞑想)や弓道・茶道など心の鍛錬を行うことは意味があるでしょう。 Googleでさえマインドフルネスに注目していると言われています。 今は禅寺で修行をしなくてもマインドフルネスの練習ができる時代になりました。
そのようにして、新しい情報・発見を促しているのです。

膠着した現状を変えるため、組織や個人の習慣を良い方向に変えるために心を強化して、先入観を排除する練習を実践しましょう。

うつみ まさき
コーポレート・コーチ
(株)イノベーション・ラボラトリ
https://innovation-labo.com/
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